本当に尊敬されている先輩社員とは?
公開:2017年10月31日
更新:2019年08月09日
良い人材を育てるためには「先輩社員」の存在が必要不可欠。
また、求職者も「どんな先輩社員がいるのか」をチェックしています。
よくあるのが、会社の方針に沿って育てようとするあまり部下の良いところを上司や先輩社員が潰してしまうこと。
そうならないために、まずは社員の上司や先輩社員に対する意見に耳を傾けることが重要です。
今回はそんな新入社員が既存社員が考える「理想の先輩社員・上司」についてご紹介していきます!
目次
新入社員はどんな先輩社員・上司を求めているのか?
株式会社リクルートマネジメントソリューションズが公表している「2019年新入社員意識調査」によると、新入社員が上司に求めていることは以下のようなものでした。
「相手の意見や考え方に耳を傾けること」「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」との回答が多く、新入社員一人ひとりに対する真摯な対応が求められていることがわかります。
また、「相手の意見や考え方に耳を傾けること」「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」「職場の人間関係に気を配ること」「よいこと・よい仕事をほめること」が過去10年間と比べて増えています。
その一方で「言うべきことは言い、厳しく指導すること」「周囲を引っ張るリーダーシップ」の項目に関しては過去最低の回答率に。
ステレオタイプの“仕事に熱い上司”はあまり求められなくなっているようです。
どんな先輩社員が理想的なのか
尊敬する上司像は年代や男女によって違います。
そこで今回は、部下からみた「理想の社員・上司」の人物像を年代別にご紹介していきます。
※2018年実施の中小企業診断士事務所「OFFICE AIR」が発表した「『尊敬できる上司』についてのアンケート調査レポート」の結果をもとにしています。
20代の理想像
【女性】
- ・大量の仕事を即座に正確にこなすことができ、部下への仕事配分も的確にしてくれる。(事務職)
- ・穏やかだが統率力があり、絶対的な信頼がある。いるだけで職場の雰囲気が違う。(その他の職種)
【男性】
- ・自分でもきちんと仕事をこなして、部下に仕事をおしつけない人。(販売営業職)
- ・知識が豊富で、未来を見通す能力もあると尊敬できる。(その他の職種)
30代の理想像
【女性】
- ・尊敬に値する上司は、とにかく部下を信頼して贔屓しない人。(事務職)
- ・「部下を守るのも仕事」と言ってくれ、その言葉に救われました(事務職)
【男性】
- ・常に部下のことを気にしてくれ、丁寧な説明をしてくれる上司。(技術職)
- ・自ら率先して働き、上司を楽にするために頑張りたいと思わせてくれる上司こそ尊敬できる。(専門職)
40代の理想像
【女性】
- ・尊敬できる上司は、部下を見下げることなく、問題があれば自分が矢面に立ってくれる。(事務職)
- ・まず仕事ができること。これがないと始まらない。(その他の職種)
【男性】
- ・一言でいうと人格者。(技術職)
- ・部下に対し、ただ仕事を与えるだけでなく課題や成果を伝えてくれる上司だと尊敬できる。(製造職)
50代の理想像
【女性】
- ・言動と行動がぶれない上司。(事務職)
【男性】
- ・尊敬できる上司とは他部門、上長に対して交渉力がある人。また、邪心や我欲が見られない人。(自営業)
20代~30代では「仕事ができる」や「問題を解決するのが早い」、「他の社員からの信頼がある」ことが理想の上司としています。
しかし、40代~50代では「問題があると率先して自分が行動する」や「仕事を与えるだけでなく重要なポイントを教えてくれる」等が理想の上司像だと回答。
上司自身が仕事をテキパキこなせることはもちろんですが、周りの社員・部下がテキパキと仕事をこなせるよう気配りをすることも「信頼される先輩社員・上司」となる大切なポイントといえます。
現在の上司の尊敬しているところは?
では実際に、現在の上司の尊敬している部分とはどういったところがあるのでしょうか。
ベースメントアップス株式会社が運営する「退職の前に読むサイト」編集部が行った『上司のどのようなところを尊敬していますか?』という調査によると、以下のものが挙げられていました。
最も回答数が多かったのは「結果を出している上司」で32%。
「仕事ができる上司」を印象付けるのが、「結果」と「スピード」だと考えられます。
そして以外にも「ムードメーカーな上司」という意見もありました。
会社に属していると雰囲気が悪くなってしまったり何かしらのトラブルが起きることがありますが、そんな時に場の雰囲気を明るく取り繕ってくれたり、気を遣ってくれる上司の存在が大切であることがわかりますね。
最後に
いかがでしたか?
「理想の先輩社員・上司」での意見に「なるほど、たしかに」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
しかし、今回ご紹介させて頂いた意見はたくさんある中のごく一部の意見です。
もちろん調査結果を知り、それを活かすことは大切なことだといえますが、「この調査ではこういう意見が多かったから自社でもきっと皆がそう思っている!」ではダメ。
本当に大切なのは「自社の社員の意見」なのです。
「自社の社員が感じている本心」を聞き出すためには、
- ・社内インタビュー
- ・交流会
などが効果的だと言われています。
社内に広報課がある企業などでは、社内インタビューをしてもらって社内広報誌などに掲載してもらうことで、それを見た社員達のモチベーションアップにもつながります。
また交流会のような、全社員が集まる機会をつくることで日頃聞けない若手社員や新入社員の意見を聞くことができ、今後の仕事において自分が気をつけるべきポイントが見えてくることもあります!
また、先輩社員は求職者も気にしている項目なので、是非採用サイトにも掲載してください◎
採用戦略研究所では、必要に応じて取材にも伺い原稿を作成させて頂いております。
人材採用・人材定着のご相談は採用戦略研究所まで!
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2018年8月から採用戦略研究所でインターンシップを経験。
その後 2019年4月に新卒入社しました!
現在は、在宅でブログや原稿を作成したり、画像もつくっています。