『子連れ出勤』導入を検討中の企業様に伝えたいこと
公開:2019年2月01日
更新:2019年8月29日
子どもを連れて出勤する『子連れ出勤』。
政府も「子連れ出勤の支援促進」を発表し、波紋を呼びました。
※『日本経済新聞』2019年1月18日「政府、子連れ支援促進 自治体への補助率引き上げ」
新たな働き方がたくさん登場している昨今。
「子連れ出勤」も上手く活用できれば、働き方の多様化に一歩前進できます。
そこで今回は、子連れ出勤に関する世間の意見や導入までのポイントをまとめました!
子連れ出勤の導入を検討する企業の皆様、是非ご参考ください。
目次
『子連れ出勤』が推進されている理由
子どもをオフィスに連れて来る(子どもを連れて出勤する)ことを子連れ出勤と言います。
子どもがいることを理由に働きにくさを感じている方が、働きやすい環境をつくる手段の1つとして注目を集めています。
企業が『子連れ出勤』を導入するメリットは、
・子どもがいることが理由で働きづらさを感じている社員を救える(離職防止)
・上記理由で新しい仕事を探している人(人材確保) 等
人材採用にも、人材定着にも効果が期待できるため、導入を検討されている企業様も多いのではないでしょうか。
ただし、子どもを連れて出勤するにも様々な意見があり、まずはそちらをご紹介していきます!
ネガティブな『子連れ出勤』に対する意見
Twitter上で公開されているツイートには、以下のような意見がありました。
https://twitter.com/shiawasesaku3/status/1086244486550700033?s=20
https://twitter.com/hana_aki77/status/1085429577747316736?s=20
子連れ出勤したことあるけれど、想像を絶する大変さだった…。面倒見ながら重要な作業・打ち合わせはほぼ無理。基本のPC作業も効率落ちまくる。夜9時過ぎの帰りのバスで何やってるんだろ…って泣いた。考えはいいけど甘くないよ。#スッキリ
— ざりちゃん (@kozakurahoppe) January 31, 2019
#子連れ出勤
『子どもを連れて通勤するのは大変/心配』『仕事に集中できない』『育児から解放される時間がなく精神的に辛い』等の意見が挙がっています。
ポジティブな『子連れ出勤』に対する意見
同じくTwitter上で見かけた、子連れ出勤への賛成意見もご紹介します。
子連れ出勤賛成!!
働くママの選択肢が増えるのはとてもいいこと。
賛成してくれる企業はやってみて問題点が出てきたらその都度改善していけばいいと思う。ZOZOTOWNとかが率先してやってくれたらいいのになぁ!#スッキリ
— you hide (@youhide3) 2019年2月1日
子連れ出勤に賛成!
仕事もできて息子くんの成長も見られて幸せ…。ただ毎日じゃなきゃね。父母が交互に連れて、さらに保育園も利用したら、触れ合える人の数も増えていい刺激になりそうだし、しつけにも良さそう。親や先生じゃない大人から叱ってもらったりもしたい。子どもは社会で育てるに一票!
— ありんこ茶屋 (@tea_cha_te) 2019年1月24日
https://twitter.com/AttendedTop/status/1164551166505521152?s=20
少数ではありましたが、一部賛成意見も見受けられました。
ただし、手放しに賛成しているわけではなく、それぞれ工夫は必要だと感じている人がほとんどでした。
「どうしても預けるところがないときに役立つ」「母親の仕事の選択肢が広がる」等の意見もありました。
実際に『子連れ出勤』を導入してみての意見
私たち採用戦略研究所では、『子連れ出勤』を導入しています!
この制度に関して、わたし個人が感じていることは、
●想像以上にハプニングがつきものだった
(通勤途中でも「トイレに行きたい」「家に帰りたい」、仕事中でも「遊んで」「かまって」と大泣きする等)
●周りに気を遣う
(職場で走り回る、他の社員さんの手を止める等)
何より、連れてくる本人が大変なため、特別な事情がない限り子どもを連れて来る人(連れて来たいと思う人)はいませんでした。
ただ、会社が『子どもを連れて来ていいよ』と言ってくれることそのものが、有難いことのように感じます。
大事なのは、『子連れ出勤を導入すること』以上に、『子育てに対する社内理解を深めること』ではないでしょうか。
※結果として、弊社に子どもがいるのは「夜に懇親会がある日」「保育園がお休みの日」等の特別な理由がある日だけになりました。
導入時に気を付けたい注意点
・『本当に子連れ出勤が自社で有効なのか』を見極める
・子どもを連れてくることへの『社内の理解』はあるか
・『男女関係なく』利用できるようにする
既存スタッフが子連れ出勤に対して、どう思っているのかを知ることからスタートです。
ニーズがあって導入する場合は、反対派のスタッフの意見を聞いた上で歩み寄りが必要です。
『自分自身が子どもを連れてくること』に対する意見と『周りの社員が連れてくること』に対する意見の両方を聞いて、1番みんなが納得するカタチを探すしかありません。
また、子連れ出勤を行っているのが女性ばかりであることも問題視されています。
導入する場合は、男女関わらず誰でも利用できるようにすれば、男性からの理解も得られそうです。
上手く『子連れ出勤』を活用するポイント
弊社が行っている『子連れ出勤』を上手く機能させる工夫をご紹介します!
>入社前の告知で社内理解を得る
入社前にこういった制度があることを告知し、納得した社員が入社している為、大きな反対意見が起こることはありません。
新たに導入する場合も、これからの採用時には告知は忘れないようにしましょう!
また、求人原稿を作る場合には、大きなアピールポイントになるので、しっかりと記載し求職者に伝えましょう!
>社外の人の協力も不可欠
子どもがいる日に、来社のお約束を頂いている場合は、事前に説明し、ご理解を頂いています。
反対意見の人も多いことを前提に、周知活動・臨機応変な対応も求められます。
>在宅ワークへ切り替えOK
子どもの急な発熱や病気の際は、当日朝の連絡で、いつでも在宅で切り替えられるようにしています◎
『子連れ出勤』は、あくまでも子育てしている社員を応戦する為の制度です。
子連れ出勤だけでなく子育て社員の働きやすさを追求すると合わせて効果的です◎
子連れ出勤の活用まとめ
今回のブログのポイントをまとめました!
- 子連れ出勤は、子育てをしながら働く社員を応援する制度
- 導入する際は、『自分が子どもを連れて出勤すること』と『周りの社員が子どもを連れてくること』への意見を聞くこと
- 社内の理解を深める工夫が必要
- 入社前に告知し、納得した人にのみ入社してもらう
- 上手く機能できれば採用にも定着にも効果的
今回は、実際に弊社でも導入している『子連れ出勤』についてご紹介しました。
せっかく導入するなら、職場環境の大きな魅力つくりにも繋がります!
魅力ある職場を作ってスタッフを確保しましょう◎
人材採用・人材定着についてのご相談は採用戦略研究所まで★
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2018年8月から採用戦略研究所でインターンシップを経験。
その後 2019年4月に新卒入社しました!
現在は、在宅でブログや原稿を作成したり、画像もつくっています。