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アルバイト募集に有効な『時給以外の魅力』とは

公開:2018年7月9日
更新:2019年8月7日

今年10月、また最低賃金が大幅に引き上げられるとの発表が!
関西、大阪と兵庫で28円引き上げ、京都・和歌山で27円も引き上げられ、過去最高の上げ幅となっています。
※関西4府県の各地方最低賃金審議会が5日に答申

これにより大阪の最低賃金は964円になり、東京では1000円台に突入する予定。
最低賃金がここまで高くなると、時給による差別化が困難になってきました。

そこで今回は、今後アルバイトを募集する上で、どうやって他社と差別化するのかについてご紹介していきます!

目次

アルバイトの平均時給は1000円を突破

リクルートが運営するタウンワークの情報によると、アルバイトの全国の平均時給は1,032円となっています。
ではここから<東京都><大阪府>の2都府に分けて平均時給をみていきましょう。

東京都の平均時給

現在の東京都の平均時給は1,148円で、全国平均より116円も高いことがわかります。
職種別に平均時給をグラフにすると、以下のようになります。
『飲食系・販売系』のアルバイトは30円ほど低い
ことが分かります。

平均時給(東京)2019年

大阪府の平均時給

現在の大阪府の平均時給は1,066円で、全国平均より34円高い給与となっています。
また、大阪府でも『飲食系・販売系』のアルバイトスタッフは、平均時給より40円以上も低いことが分かります。

平均時給(大阪)2019年

約半数の企業がアルバイトの時給を引き上げ

直近の半年間で、採用担当者の46.7%が「アルバイトの給与を上げた」と回答
約半数の企業が時給を上げており、平均時給が上がっているのも納得です。
※株式会社マイナビ実施「給与に関する業種別企業調査」による

また、賃金を上げた理由は以下が挙げられています。

  • ・人材確保が難しくなったため
  • ・既存社員のモチベーションアップのため
  • ・市場動向、同業他社動向を踏まえて
  • ・会社規則に基づいた昇給

業界を問わず人手不足であり、時給を引き上げることで人材を集めようとしていることが分かります。
では実際のところ、どの程度、時給は重視されているのでしょうか。

アルバイトを選ぶ際に重視していること

パーソルキャリアが実施した以下の調査結果をご覧ください。

アルバイトを続ける理由と辞めた理由/採用戦略研究所

(引用)「アルバイト層全体のアルバイトを続ける理由」

上記の結果から以下のことが言えます。

アルバイトを続ける理由

勤務地が家から近いが最も多く、続いて「時間(休日)の融通が利く」、「自分でもできる仕事」と続いています。

意外にも「給料がいい」は8位。
それほど重視されていないのかもしれません。

勤務地や仕事内容は、求人から分かる情報なので、分かりやすく記載することが大切です。
合わせてシフトの組み方や雰囲気づくりにも力を入れると、定着する職場の実現に近づくでしょう◎

アルバイトを辞めた理由

仕事内容が上位に来ています。
そして
3位に「給与が低い」。

時給は、アルバイトを続ける理由にはなりませんが、辞める理由にはなっているようです。
人材が定着するためには、相場を見て妥当な金額に設定した上で、時給以外の魅力をつくることが、定着には有効です!

「時給プラスアルファの魅力」が採用には必須!

これまで採用のお手伝いをさせて頂いた経験からも、「給与を上げたからすぐに人が集まり、人手不足が解消された!」という事例は正直少ないです。

そこで私たちがオススメしているのは、『福利厚生の見直し』。
学生を中心に、今の人たちは

  • ・経済的に豊かになりたい
  • ・プライベートを優先して働きたい
  • ・上昇志向はあまりない
  • ・楽しんで働きたい

などの意見が強いからです。

ただ給与を上げていくのではなく、「この仕事なら私生活と両立して働けそう」「楽しんで働けそう」「自分にメリットが多そう」と感じるような項目を作ることが重要。

具体的には、

  • ・完全シフト制(テスト期間など、シフトの融通はしっかり利きます☆)
  • ・駅チカ!(または交通費支給!)
  • ・まかない有り
  • ・ご友人と一緒に応募!も大歓迎♪

等がオススメです。
シフト制でプライベートとの両立がしやすいこと、友人と一緒に楽しく働ける環境があること、などを記載すると、応募が集まりやすくなります。
また、奨学金返済制度などがある企業様でしたら、そちらも合わせて、しっかり明記してくださいね!

まとめ:アルバイトスタッフ確保のポイント

当ブログのポイントをまとめました。

  • 今年も、大幅に最低賃金が引き上げられる
  • 都会を中心に平均賃金は1000円を突破
  • 時給だけでなく、プラスアルファの魅力が必要
  • とは言え、時給が低いと離職に繋がる
  • 福利厚生を求人に記載し、求職者にアピール

最低賃金が引き上げられ人件費の負担が増える分、正直、採用費はおさえたいのが本音。
時給の見直しと、福利厚生の充実で人材が定着する職場作りを目指しましょう◎

採用戦略研究所では、人材採用だけでなく、人材定着のサポートもしています!
求人原稿の作り方や、求職者へのアプローチ方法、離職率の改善などでお困りのことがございましたら、1度私たちにご相談くださいね!

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<プロフィール>
採用戦略研究所/ライター高田ゆかりライター 高田ゆかり
採用戦略研究所
2018年8月から採用戦略研究所でインターンシップを経験。
その後 2019年4月に新卒入社しました!
現在は、在宅でブログや原稿を作成したり、画像もつくっています。

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