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「働き方改革」より重要な『休み方改革』とは

残業時間を大幅に減らし、労働力不足を解消させるために政府が実施している「働き方改革」。

しかし、業務量は減らずに業務時間だけが削られ、かえって従業員の負担となっているケースが増加しています。
酷い場合には、社員の離職につながるケースも。

そこで今回は、若者に本当に必要な「休み方改革」についてご紹介していきたいと思います!

目次

大事なのは「働き方改革」よりも「休み方改革」?!

現代の若者は、社会に対して”不満”ではなく、”不安”の方が強いのではないでしょうか。

働き方改革によって働く環境が良くなる場合もありますが、その一方で、会社内における自分の立場などに対し不安を感じることも。
そしてその不安を軽減するために必要なのは「自分のための時間」を各従業が確保できる環境の整備だといえます。

若い従業員に必要な改革は、働きやすくするために残業時間を減らすなどの「働き方改革」ではなく、会社の休み方を変える「休み方改革」なのです。

「休み方改革」とは

では休み方改革とは一体どのようなものなのでしょうか。

「休み方改革」とは、労働者が労働者の権利である休暇を取得できるようになること。
例えば、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの休暇が同時集中している状態を見直したり、休みの分散化を図り、有給休暇の取得を促進するなど、会社全体で労働者が休暇を取りやすい環境をつくること等がこれにあたります。
そして、その休暇を会社のためではなく「自分のため」に休めるようになることが重要です。

今の働き方として、働いても働いた分だけ正当な対価が得られないという問題があります。

その根源となるのが「サービス残業」。
総務省統計局の「労働力調査」によると、1990年の日本人の労働時間は約2100時間だったのに対し、2015年の労働時間は約1700時間まで減っています。
1990年あるいはそれ以前の人たちには、働けば働くほど、それに対する正当な給与が与えられていたからだといえます。

働き方改革によって残業時間は減ったものの、これまで残業をして回していた仕事が一気に業務時間内に流れ込んできたことで、休む暇もなく精神的にも厳しいと感じる若者が増えているのです。

若者の離職防止にも効果的な「休み方改革」

会社で「自分のために休むことができる」環境を作り、仕事のことを考えずに休めると、その時間で自分と向き合う時間を作ることが出来ます◎
自分と向き合う時間を作ってあげることで、「自分らしさとはなにか」「自分が楽しいと思えることはなにか」「自分の強みはなにか」という、今の時代に必要な「自分の武器」を見出すことができるのです。

また、それが休み明けからの仕事の活力となり、生産性の向上にもつながることが期待できます!
リフレッシュできる会社として、従業員の中で会社に対する信頼度も上がり離職防止にも効果的です。

「休み方改革」の具体的な施策のご紹介

これまでの話から、「じゃあどうやって休み方改革を進めていけばいいの??」と感じている方が大半だと思いますが、実は政府が休み方改革促進に向けて施策を講じており、そちらをご紹介します。

●キッズウィーク
学校の夏休み等の一部を、地域ごとに他の日に移し、長期休暇を分散化させようという取り組み。
この取り組みに合わせ、政府は企業にも有給休暇の三日増を推奨しています。

●有給休暇義務化
こちらは、今年4月から施行されている「働き方改革関連法」の一環です。
有給休暇は、もともと労働者の権利として、心身のリフレッシュを図るために付与されています。
しかし、人手不足で休めない・休みづらいといった理由から消化されなかった有給休暇を、会社側から働きかけてでも消化してもらおうという施策です。

●仕事休もっ化計画・プラスワン休暇
厚生労働省では「仕事休もっ化計画」として、年次有給休暇の計画的な取得促進を定期的に呼びかけています。
具体的には以下のものが挙げられます。
・チーム内で仕事の情報を共有し、休みやすい職場環境を作ること
・年次有給休暇の計画付与制度の導入
・土日・祝日に有給休暇をプラスして連休にする「プラスワン休暇」の促進

「休み方改革」とはいえ、何をすればいいのか分からない、という方は、政府が掲げている上記を参考にしてみるといいかもしれませんね!

【まとめ】「働き方改革」と「休み方改革」の両立で満足度アップ

今回のブログのポイントをまとめました!

  • 若者が求めているのは、「働き方改革」よりも「休み方改革」
  • 残業時間を減らされたことが、かえって負担になっているケースも多々
  • しっかりと休める環境が会社への信頼にも繋がる=エンゲージメントの向上
  • 「休み方改革」に向けて政府も動き出している

「働き方改革」の次には「休み方改革」がくる!と言われています。
このような施策をもっと会社内で取り入れ、早期化している若者の離職を防ぎましょう!

「休み方改革」は、人材定着に有効なのはもちろん、”こんな取り組みをしています!”というアピールが採用においてもプラスに影響します。
私たちが採用のご支援をする上で大事に思っていることは、『求職者の幸せ』。
求職者や従業員が幸せになれるような採用活動を目指し、皆様のリクルート活動をサポートしています。(´-`).。o

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採用戦略研究所ライター高田ライター 高田ゆかり
採用戦略研究所2018年8月から採用戦略研究所でインターンシップを経験。
その後、2019年4月に新卒入社しました!
求人の原稿を作ったり、このブログの画像も作ったり、いろんなことに挑戦中です!

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