シニア・ミドルが思う「働く理由」とは?働く理由を知ることで応募者もUP!
公開:2018/03/12
更新:2019/06/24
人生100年時代を迎えるといわれている昨今。
定年後も働き続けるシニアの方々も大勢います。
ということは、これからの採用は、若い人ばかりではありません。
シニア・ミドル層の採用を強化することが、人材採用の成功へ近づくのではないでしょうか!
ちなみに今の人って、10年前のシニア層に比べると身体年齢が5歳若いと言われているほど、パワーがあるんです。
そこで今回は、そんなシニア・ミドル層にターゲットをしぼり「働く理由」をご紹介します!
目次
なぜシニア採用が大事なのか
今、高齢化が進み、どんどん労働人口が減少しています。
これまで働き盛りだった世代が減ってきたから、高齢者の採用を強化するというのは、自然な流れです。
具体的な数字でお伝えすると、2000年の労働人口が6566万人。
しかし、2050年には4438万人まで減ると予測されています。
10年後には労働人口が1000万人減るとの試算も。
日本の高齢化は、世界でも高く、国民の3人に1人が65歳以上の高齢者と言われています。
だったら、高齢者を採用すればいいじゃん!となり、今、シニア採用が注目を集めているのです。また、注目を集めているのは、「シニア採用」だけではありません。
これまで、「●歳以下の人」「学歴が●●以上の人」を対象に採用をしていた企業様が、次々に「女性採用」「高校生採用」「外国人採用」等を始めています。
どこも人手不足・採用難な状態が続いているので、採用ターゲットを拡大しているのです。
今後も、ますますこの動きは加速していくでしょう。
みんながシニア採用に乗り出すと、また採用が激化してしまうので、少しでも早い方がチャンスは多いです!
早く動き出す企業が、チャンスを手にできる企業(´-`).。oO
シニア人材が「働く理由」と「平均労働時間」
まず最初に、シニア世代が働く理由をご紹介します。
※『働くシニアの仕事と生活に関する実態調査』を元に弊社にて作成
シニア層が働く理由として、以下の回答がありました。
- 日々の生活のため(56.4%)
- 社会や人との接点のため(45.6%)
- 健康維持のため(14.4%)
- 今後の生活費のため(43.8%)
- 生活費にハリがほしいため(35.0%)
「生活の為」に働かざるを得ない状況であることがわかります。
年金は少ないのに、これから先の人生が長く、さらに、まだ体力もある為働いている人が多いようです。
また、平均の労働時間については、以下のような回答結果になっています。
※『働くシニアの仕事と生活に関する実態調査』を元に弊社にて作成
- 8時間(33.8%)
- 7時間(14.9%)
- 6時間(11.2%)
- 5時間(10.2%)
- 9時間以上(8.6%)
- 4時間(8.1%)
平均すると6.3時間ですが、最も多いのが8時間。
シニア層には、時短勤務で働くイメージがありましたが、フルタイムで働くことを望んでいる方の方が多いことがわかります。
ミドル人材が「働く理由」
では次に、ミドルの「働く理由」をみていきましょう。
※エン・ジャパン株式会社が行った「働く理由」を元に弊社にて作成
ミドル世代が働く理由としては、以下の回答がありました。
- 収入を得るため(95%)
- 自分の能力・人間性を高めるため(51%)
- 自分の仕事を通じて社会に貢献(47%)
ほとんどの人が「収入」を理由に働いている一方で、社会貢献や自己成長も大きな理由となっているようです。
また、年収別にみると、年収1,000万円以上の人ほど「自分の能力・人間性を高めるため」(63%)、「仕事を通じて社会に貢献するため」(57%)という回答が多くありました。
また、同調査では「これまでに働く理由を見失ったことはありますか?」という質問も。
※エン・ジャパン株式会社が行った「働く理由」を元に弊社にて作成
1度「働く理由」を見失った方が多いようです。
- 職場の人間関係の変化(55%)
- 職場の風土の変化(41%)
- 経営方針の変化(41%)
- 職場における評価基準の変化(32%)
- 給与ダウン(27%)
- 担うミッションや役割の変化(27%)
- プライベートの変化(27%)
- 経済状況の変化(12%)
- 降格(9%)
- 顧客との関係性の変化(5%)
- その他(8%)
離職理由として第一位にもなっている「職場の人間関係」についての回答が最も多い結果となりました。
「働く理由」を見極め、ペルソナ設計をすることが大切!
当ブログのポイントをまとめました!
- 労働人口が減少している今、採用のターゲットを広げることが効果的
- 高齢化の今、「シニア採用」がチャンス
- シニア層は「生活の為」に働く人が多く、フルタイム勤務を望む人も多い
- ミドル層も、「収入」を理由に、かつ自己成長や社会貢献も望んでいる
いかがだったでしょうか。
これから結婚・出産など、生活環境が大きく変化する可能性があるため、資金を貯めたり自信のスキルアップのために会社を探しているミドル層。
日々の暮らしはもちろんのこと、社会との関わりを持つために働いているシニア層。
それぞれの違いがわかって頂けたかと思います。
求人原稿を作成する際、大切になるのが「ターゲットを絞り込むこと」。
どの人にも当てはまる条件が記載されている求人原稿よりも、「〇〇な人」と特定の層に当てはまるように記載することが大切です。
そのため、今回お話しした「働く理由」をしっかりと見極め、求人原稿にも反映させていくことで今後の人材採用の参考になれば幸いです。
採用戦略研究所では、採用の悩みに応じて『ターゲット設定』や『適した求人媒体のご提案』等を行い、企業様の採用活動をサポートしています。
求人原稿を見直して、ミドル・シニア世代の応募を強化できた事例もございます。
人材不足に悩んでいる方は、是非一度お声がけください!
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ライター 高田ゆかり
2018年8月から採用戦略研究所でインターンシップを経験。
その後、2019年4月に新卒入社しました!
普段は在宅勤務が多いですが、取材の同行にも行ったり、月に数回は会社にも行きます。
求人の原稿を作ったり、このブログの画像も作ったり、いろんなことに挑戦中です!