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【最新】2022年卒の高校生採用のスケジュール

【更新】2021年02月10日
【公開】2019年10月01日

2021年2月8日、厚生労働省から2022年卒の高校生採用に関する選考スケジュールが発表されました。
昨年はコロナウイルスによりスケジュールが変更されましたが、今年は今のところ通常通りの日程が予定されています!

当ブログでは、大学生の採用とは異なり、独自ルールが多い高校生採用についてご紹介していきます。

目次

高卒採用のマーケット動向

  • 厚生労働省が発表している令和元年の高卒採用 のデータ概要
  • 就職内定率:64.0%(前年より1.7ポイント上昇)
  • 就職内定者数:約10.9万人(0.9%増)
  • 求人数:約46.6万人(2.7%増)
  • 求職者数:約16.9万人(1.9%減)
  • 求人倍率:2.75倍(0.12%上昇)

高卒採用の倍率は、過去9年間ずっと上昇しています。
平成23年(2011年)卒:0.87倍 令和2年(2020年)卒:2.77倍

それは、就職を希望する高校生の数が減っている一方で、募集をかける企業が増えている為です。
求人数が増える背景には、おそらく企業側に下記の考えが広がったからではないでしょうか。
人手不足だから大卒だけでなく高校生も採用しよう(採用ターゲットの拡大)
高校生にも優秀な人がいるのではないか(高校生ニーズの拡大)

下記は、2020年卒の高卒採用が始まった時に見つけたネット記事です。

福島市を中心にドラッグストアを展開する「ハシドラッグ」は、採用活動の解禁日となる16日、午前10時から筆記試験を行った。
ハシドラッグは、10人の採用を予定し募集を行ったが、試験に応募したのは6人にとどまった。
今後、筆記試験の結果をふまえて面接試験を行い、9月中には内々定の通知を出す予定だが、現時点ですでに不足していることから、追加で2次募集を行う計画。

ハシドラック・橋浦英二郎取締役は、「高校生の就職希望者は年々減っている。去年から比べても、応募者が半減したこともあり、危機感は感じている」と話した。

(引用)高校生の採用活動が解禁 ことしも売り手市場が続く

高卒採用を行う企業が多く、高校生の採用市場が厳しい状況であることが伝わってきました。
「なぜ高校生を採用したいのか」「どんな人が欲しいのか」を明確に発信することが高卒採用においても重要です◎

高卒採用の日程と規則

高卒採用は、大卒の採用と違い選考日程が細かく決められています。
日程やルールを順番にご説明していきます。

  • ✓2022年(令和4年)3月卒業の高校生採用の選考スケジュール
  • 6月1日 ハローワークへの求人申込書の受付開始
  • 7月1日 求人票の交付・求人活動(高校への訪問など)の開始
  • 9月5日 学校から企業へ応募書類の提出開始(沖縄県は8月30日)
  • 9月16日  企業による選考開始および採用内定開始

今年は例年通りの選考スケジュールであることが厚生労働省より発表されました!
※昨年2021年卒の採用活動はコロナ拡大でスケジュールが一部変更されていました
スケジュールが元に戻ったので、職場説明会は9月5日の応募開始前(7月~8月)で実施することになります。

コロナにより学生の休暇期間やテスト期間が変更される可能性もあるので、注意しておきましょう!
※感染状況に応じて上記の選考日程が変更される可能性があります

二次募集

1次募集で内定を充足できなかった企業には、2次募集のチャンスがあります。

高卒採用は、合否連絡を基本的に1週間以内に行うよう推奨されています。
その為、9月下旬から徐々に学生には合否連絡が来ることになるでしょう。

1次募集で不合格になった高校生は、11月以降「二次募集」に応募します。
※一次募集の内定率は64%(厚生労働省発表 令和2年9月末時点の内定率)

高卒採用には、「一人一社制(※下記参照)」のルールがありますが、10月以降は「2社まで応募可能」としている都道府県もあります。
※参考:大阪では「11月1日以降は1人2社まで応募・推奨を可能」とされています(大阪ハローワークHP参照)

一人一社制

一人一社制

(引用)ジョブドラフト「一人一社制」

高卒採用の最大の特徴とも言えるルールが、この「一人一社制」です。

  • ●複数企業への併願は禁止(1人1社しか応募できない決まり)
  • ●内定獲得後は必ず就職しなければならない(内定辞退が出来ない)

また、企業は直接高校生にアプローチすることが出来ません。
求人情報の発信も、応募者情報の受け取りも、全て学校を経由して行います。

高卒採用を行うメリット

なぜ過去10年で求人募集を行う企業が急増しているのか。
高校生採用のメリットをご紹介していきます。

長期的に戦力になってくれる

大卒の学生よりも4年早く入社してくれるので、その分長期的な活躍が期待できるのが高校生を採用するメリットです。

また、経験が浅く余計な知識や思い込みがないため、素直でまっすぐな人材が多い特徴もあります。
それだけ人材育成の期待値が高いので、ポテンシャルを見極めた選考がポイントです◎

採用コストが抑えられる

大学生の採用や中途採用と違い、求人広告をたくさん出す必要がないため広告費用や業務量が抑えられます。
学校が間に入っているので、人事を悩ませる面接ドタキャンのリスクも少なく、
採用計画が立てやすいメリットもあります。

内定辞退率が低い

一人一社制のルールがあるため、内定を出した後に辞退されるリスクが低いです。
内定を出せばほぼ確実に入社してくれるので、大学生のような手厚い内定者フォローは必要ありません。
1人1社しか応募できない中で自社を選んでくれているので、志望度が高いことは明白です!

高卒採用の要点まとめ

いかがだったでしょうか。
最後に、当記事の要点をまとめました。

  • 2022年卒の採用活動は従来通りの選考日程を予定
  • 9月5日から応募開始されるため、それ以前に広報活動をしておく
  • 高校生の夏休みや定期試験の日程に注目しておく
  • 選考日程が途中で変更になる可能性はある
  • 1人1社制だから応募企業に選ばれる工夫が採用成功を左右
  • 高いポテンシャルを持った若手採用のチャンス

ここ数年は、中途採用でも「高卒者」の応募を歓迎する求人が増加しています。
学歴にとらわれず、個性やポテンシャルで採用する企業が増えて、高卒者の方のキャリアがもっと広がりますように。

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