【最新版】令和最初の内定式~2019年度の事例と感想~

最近、内定式を行う企業が減ってきています。
しかし、そんな中でも自社の個性を全面に打ち出して内定者にアピールしている企業もあります。
当ブログでは、そんな「ちょっと変わった内定式」の事例を6社ご紹介していきます!
形式ばった内定式よりも「自社の魅力が伝わる内定式」の方が、入社するのが楽しみになるはずです!
内定者の心を鷲掴みにするような内定式は、内定辞退の対策にも効果的◎
内定式に期待できる「効果」や「目的」は、下記ブログをご参照ください。
▶https://www.rs-lab.jp/20190906
目次
最新!!2020年卒対象の内定式
今年開催されたばかりの内定式の様子をご紹介していきます。
開催企業が減っているからこそ、自社のカラーを打ち出して他社と差別化していきましょう!
昭和産業「体験型内定式天ぷら研修」
引用:昭和産業HP
家庭用天ぷら粉を販売している昭和産業株式会社さんは、2016年から「体験型内定式研修」を実施されています。
内定者に対して、経営トップの方々が自社製品を使って「天ぷらのあげ方を教える」という内容のもの。
「学生から社会人へ意識を”衣”替えしてほしい」との思いがこもっているそうです。
内定者みんなで天ぷらを作る内定式なんて、すごくワクワクしますね!
・自社の商品理解を深められる
・少し変わった内定式なので採用広報の効果も?!
・同期の結束の強化
・モチベーションアップ
上記のような効果が期待できそうだと感じました。
■参照■
●昭和産業 ニュースリリース
●SankeiBiz「採用内定が解禁、売り手市場での内定式」
CBホールディングズ「永年勤続表彰式と合体」
引用:@人事
こちらは、「内定式」と「勤続10年の表彰」を一緒に行うという取り組みです。
「継続して働くこと」の価値を内定者に伝えたいとの思いで、今年が初めての試みだったそうです。
離職率が高まる中、10年も働き続けている先輩社員がいることは、内定者にとって安心材料の1つです。
先輩社員同士の(また役員さんとの)やり取りを直接見ることが出来るのも、この内定式の良さだと思いました。
当日の様子は、「@人事」さんに詳しくレポートが書いてるので、そちらをご覧ください◎
星野リゾート「Warm-up Camp」
引用:星野リゾートHP
こちらは、内定式ではなく10月に実施される「入社式」の事例です。
今年10月1日から5日間の研修を終えた後、5日に毎年恒例の「契りの会」が開催されました。
働く上での決意を1人ずつ川柳で発表した後、手の平を絵具を浸し手形を押す「手形の契り」を交わすというものです。
会社がスタッフに対して、法律上の雇用関係だけの限らず助けることの約束と、スタッフが組織の文化に寄与することを約束する2つの意味が込められているそうです。
入社時期が4月・6月・10月・12月・2月と年5回設けられているのも、魅力の1つ。
・入社時期を選べるので、自由に使える時間をとれる
・企業や組織の文化を学べる
・自社サービスを体験できる
・思い出に残る
ただの研修で終わらせるのではなく少し変わったイベントがあると、それだけで記憶に残ります。
入社してからも、このイベントを思い出すと励まされそうです!!
■参照■
星野リゾート お知らせ
厳選!!ちょっと変わった内定式
以下は、今年の内定式ではありませんが、面白いなと思った過去の事例をご紹介していきます!
バージンロード内定式
株式会社ネスレが行っているもの。
バージンロードに見立てた道を採用担当者と歩き、牧師(社長)から「キットカット」を受け取るという内容です。
結婚式に見立てた内定式は、インパクトと話題性が抜群です◎
※参照:HR NOTE
また、他の会社さんの事例になりますが、参加学生が男女でペアになって結婚式を行う内定式があるそうです。
新郎・新婦役は、神父である役員に“誓いの言葉”を告げることになっています。
※参照:キャリブロ
凧あげ内定式
インビジョン株式会社が行っている内定式。
みんなで汗をかいて協力し合うことを重視しており、毎年テーマを決めて開催しています。
2014年度「登山内定式」、2015年度「火おこしからの内定式」、2016年度が「凧あげ内定式」。
保護者も招いたり、スポーツを取り入れたり、様々な工夫で内定者の愛社精神を育んでいます。
※参照:HR NOTE
社員がアリスに扮する内定式
社長を含め、社員みんながアリスインワンダーランドのキャラクターに仮装して行う内定式。
面白さを重視する社風を内定式で体現している事例です。
内定式は、自社の考えや社風を内定者に伝える絶好のチャンス!
形式ばった内容のものより、会社が大事にしている考えや理念を伝えることを重視した方が、内定者にとってもモチベーションアップが期待できます◎
※参照:@人事
内定式のトレンド
これまで学生を一同に集めて内定式を開催していましたが、最近では必ずしもそうではなくなっています。
中小企業だけでなく、大手企業も含めた最近の内定式トレンドとは・・・?
非開催/リモートで行う大手企業が増加
経団連のルールでは10月にならないと内定出しを行えない為、10月の頭に経団連所属企業が一斉に開催していました。
しかし、コストがかかることや就活ルール廃止の流れを受け、大手企業でも内定式を開催しない会社が増えています。
具体的な例だと、NECが、17年からオンライン方式の内定式に切り替えたそうです。
インターネット経由で視聴し、チャットで質問を受け付けています。
また、トヨタ自動車・富士通・IHI等も実施を見送っています。
※参照:時事ドットコムニュース
内定式を開催する目的を明確に
今年の内定式の取組を見ていると、「形式ばった式典方式の内定式」が減少傾向にある一方で、「自社のカラーを打ち出した面白内定式」は増えているように感じました。
ただ学生を集めて開催しても、モチベーションのアップにはならず「退屈だ」と思われかねません。
内定式を開催する場合には、「なぜ開催するのか(学生を集めることの意味)」「何を伝えたいのか(学生に何を感じてもらいたいのか、どうなってもらいたいのか)」を明確にしてから内容を考えると、より価値の高い内定式になると思います!
自社の商品・サービスを体験してもらえるプログラムを考えたり、会社が大事にしている価値観を伝える工夫があれば、内定者の満足度もあがるでしょう。
【まとめ】当記事の要点
いかがだったでしょうか。
今回は、内定式の具体的な事例をご紹介しました!
内定式を実施する企業は減少していますが、せっかく開催するなら少し違った内容で内定者に魅力を伝えましょう。
繰り返しになりますが、「何を伝えたいのか」「学生に何を感じ取ってもらいたいか」を明確にして、準備してくださいね!
内容次第では、「自社の考え・価値観の浸透」「内定者同士の結束強化」「社員との交流」「モチベーションアップ」「自社商品・サービスへの理解」「思いで作り」「人材定着」「採用広報」的な効果も期待できます!
私たち採用戦略研究所では、企業様の採用活動を母集団形成を通じてご支援しています。
ルールの見直しが続いており、どこの企業も新卒採用は手探り状態。
学生の就職活動のやり方もかわってきているので、時代に合わせて柔軟に採用のやり方も変えていきましょう!
求人の募集をかけても応募が来ない、今の時代に合った採用方法がわからない、等ございましたら、ご相談くださいね。
内定式に関しては、下記ブログも合わせてご参照ください。
▶https://www.rs-lab.jp/20190906
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