採用成功事例から学ぶ「求人原稿の書き方」

『木材加工の作業スタッフ』の採用成功事例

1社目は、木材を加工して框（かまち）を作っている会社です。
流れ作業で木材を加工するスタッフ（ライン作業スタッフ）を募集した時の事例になります。

という流れだったそうです。

ちなみに、框（かまち）とは「玄関などの段差部分に取り付ける化粧材」のこと。

（引用：https://shukenk.jp/word/agarikamachi/）

原稿を作成する際に行ったことは『仕事内容を分かりやすく明記すること』たったこれだけです。

最初、框ときいても何か分かりませんでした。
『木材加工の作業スタッフ』だけでは不十分だと感じたので、「求人を読んだ人が自分の仕事内容を具体的に想像できるような求人原稿を作らなければ」と思いました。

ここでのポイントは、『求職者が ”求人を読んだだけで”仕事内容を具体的にイメージできること』です。
自社のことを知らない人が、どんな会社で（何を作っている会社で）、どんな仕事をするのか（どんな風に生産に携われるのか）を求人を読んだだけで判断できるように書くのは、なかなか難しいですよね。

そこで私たちは、「何を作っている会社なのか」や「会社で行っている全作業行程」を紹介しました。
会社の全体像を伝えることで、自分の仕事がどんな風に役立っているのか、どんな風に貢献できているのかが伝わるので作業目的まで共有できます。

「この作業を任せます！」と自分の分担業務だけを紹介するよりも、こっちの方がワクワクしますよね。
1人1人の作業は単純でも、全体でみると大きな仕事に携わっているので、そのやりがいや楽しさを原稿でも伝えましょう◎

「やってみたいな」 かつ 「自分にも出来そうだな」 と求職者に思ってもらうことが、採用成功のポイントです！

『仕出し屋さんの管理職』の採用成功事例

続いては、「仕出し屋さんの管理職募集」の採用成功事例です。
さっきとは全く違う内容の求人ですが、こちらも「仕事内容を分かりやすく明記」することで応募数が格段にアップしました。

まずヒアリングさせて頂いたところ、「人事部と総務部の責任者として業務を任せられる人が欲しい」とのこと。
いわゆる「幹部候補」「社長の右腕」募集の求人です。

私たちは、「所属部署」「任せたい業務内容」「これから話し合って一緒に考えてもらいたい課題」「期待しているポジション」を具体的に記載しました。
やってもらう仕事内容が明確でないケース（新しい部署やポジションの募集など）は、業務内容を明記できない分、「期待していること」や「募集にいたった経緯」、「これから一緒に取り組んでもらいたいこと」を具体的に記載することが効果的です◎

結果、1か月足らずで6件の応募があり、うち１名を採用。
想像以上に早く採用できたので、余った広告予算を他の募集に回して頂きました。

客観的な視点で原稿を作成する

求人原稿を作っている人が、「分かりやすく記載しているつもりであること」 と、求職者が「読んでイメージできること」 は別物です。
初めて読んだ人が、仕事内容を具体的にイメージできることを意識して、原稿を作成しましょう。

やりがいを感じられそうだと思える原稿を作る

任せたい仕事・ポジションが、会社にとってなぜ必要なのかを求人原稿で是非伝えて下さい！
それがやりがいや楽しさに繋がるからです。

未経験者歓迎の求人は特に（もちろんそれ以外の求人も）、働いている自分を想像できない求人は、応募のハードルが高いです。
一日の業務の流れを書いたり、写真をつけたり、職場の雰囲気や人間関係をかくことも効果的。

どこまで具体的かつ正確に情報を伝えられるかは、人材定着にも繋がります。
入社後のミスマッチを軽減する為にも、具体的に伝えましょう！

採用に成功した２社が利用したサービス