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飲みニケーションはもう古い?「社員の本音」と「企業の取組」

公開:2017年11月17日
更新:2019年11月08日

『毎月飲み会があるくらい仲のいい会社!』は、求人に書くと逆効果になりえる、この時代。
「飲みニケーション」のあり方が、ここ数年で大きく変わりました。

当ブログでは、社内飲み会に関する「社員の本音」や「企業の取組」をご紹介していきます!

  • ・もしかしたら、上司や周りに気を使って「飲み会」に参加しているスタッフがいるかも…
  • ・昔からずっと続いている飲み会の文化がある
  • ・飲み会が多い

上記のような会社の方は、一度ご覧下さい!
忘年会シーズンを控えた今こそ、「みんなが楽しめる会社」を作っていきましょう!

目次

『飲みニケーション』に対する意見

飲み会による定着はもう古い

そもそも“飲みニケーション”とは?

「(お酒を)飲む」 と 「コミュニケーション」が合わさって出来た言葉が『飲みニケーション』です。
「お酒を飲みながらフランクに話すことで、職場では出来ない話や相談が出来る」という肯定的な意見もあれば、「時間外も拘束される」「愚痴を聞かされる」等の否定的な意見も。

それぞれの考え方をご紹介していきます!

否定派の意見

●ある意味サービス残業よりタチが悪い(20代男性)
●飲みに行かないと業務に協力してもらえない(20代女性)
●休日や業務時間外なので勘弁してほしい(30代男性)
●飲みに行かないと出世できない雰囲気がある
●上司と頻繁に飲みに行くことで出世した上司がバカらしくなって他社に流れる人がいる
(参照:キャリコネニュース

中には、『出世したいなら飲め』とお酒を強要される人もおり、アルハラに当たる行為が横行している会社も。
『終電まで付き合わされる』『お酌をしないと怒られる』等の風潮が残っていれば、見直しが必要です。
若手社員も楽しめる飲み会や、「一緒に飲みに行きたい」とお互いに思える上下間の関係作りが大切◎

肯定派の意見

職場でピリピリしてて聞きにくいことも聞ける(20代男性)
●まだ新人なので、多くの人と話せる機会は嬉しい(20代女性)
(引用:キャリコネニュース

ネガティブな意見が多い中、「仕事中に話せないことを聞けるチャンス」というポジティブな意見も。
また、「奢りであればOK」という中立的な声もありました。

飲み会を肯定的に考えている人は、「そもそも飲み会が好き」「会社の人と仲がいい」「信頼関係を築けている」だと思われます。
「飲み会が嫌い/苦手な人」や「誘われたら断れない人」「プライベートな時間を会社の人と共有したくない人」もいるため、そういった人への配慮があると、よりみんなが楽しめるのではないでしょうか。

企業が工夫している「飲みニケーション」

アルハラやパワハラがよく取り上げられ、飲みの席での言動が問題になることも。
そこで、企業が飲み会に対して独自ルールを設けたり、ちょっと変わった制度を導入しているところもあります。

テレビ電話を使ったバーチャル飲み会

自宅にいながら、テレビ電話をつかってバーチャルな飲み会を開催するというものです。
それぞれが自宅で飲むので、気軽に開催できるのが何よりのメリット。
遠くにいる社員でも参加できるので、普段交流がない人との交流を深めるチャンスです。

飲み会に参加することで手当てを支給

意外に多いのが、飲み会関連の手当てを出す企業です。
「他部署の人と飲みに行ったら飲み代が返ってくる」や「飲み会参加がポイントになり賞与にプラスされる」等。
社員の金銭的負担が軽減され、社内交流も活発になる素敵な制度だと思いました。

飲み会のメンバーをくじで決める

ランダムにくじでメンバーを決めてしまう企業も。
部署を超えた交流ができるので、普段接することのない社員同士でコミュニケーションがとれるメリットがあります。

ランチ開催にする

夜にだと時間的制約がある人は参加できないので、お昼にランチ会を開催する企業も。
誰でも参加しやすく、お酒が飲めない人でも楽しめるのがメリットです。

社内でのアルコールを解禁する

逆の発想で、オフィスにバーを設けて飲酒可能にしたり、業務時間内の飲酒を認める会社も。
社員個人への信頼があって初めて成立する制度だと感じました。

業務時間内に開催してしまう

こちらは、弊社の事例です(笑)
夕方16時から開催し、定時である18時には終了しています。
業務時間内なので、もちろん全員参加です。
子どもを連れて来てよかったり、経費を全額会社が出してくれたり、社員のことを考えた結果このような飲み会になったそうです。

弊社の飲み会について「飲み方改革」でご紹介いただきました!✧

企業インタビュー「あの会社はどんな飲み方?」飲み方調査隊/子供同伴OK、16時スタートの飲み会はほぼ100%の参加率。

他にも、いろんな企業様の飲み会が紹介されているので、是非ご覧下さい!

『社内飲み会』と『採用』の関連性

飲みニケーションを当ブログでご紹介したのも、採用に影響があるからです!!
たかが飲み会、されど飲み会。
実際に私も、前職を辞めるきっかけは「飲み会」でした。
会社の飲み会がストレスになっている人は意外に多いですし、それを表に出し辛いことが拍車をかけています。

「こんな風に飲み会を開催しています!」とオリジナルな楽しみ方をしている企業があれば、気になりますよね。
そんな企業の求人情報があれば応募したくもなっちゃいます。

弊社が16時から飲み会を開催しようと思ったのは、「保育園にお迎えに行く社員が夜の飲み会に参加できないから」。
子どもの参加を歓迎し始めたのは、「飲んだ後に保育園にお迎えに行くのは抵抗がある」と社員が言ったから。
だったら、みんなで業務時間内に飲めばいいじゃん!となって、今のやり方にたどり着きました。

結果として、同じように子育てに励む社員のリファラル採用が促進されました
会社の考えや取組を理解した上で入社してくれるので、定着率もアップ
します!
飲み会に関する取り組み1つで採用や定着にも大きな効果があることを実感しています。

【まとめ】当記事の要点

今回のブログのポイントをまとめました!

  • ・『飲みにケーション』を強要すると社員が離れてしまう
  • ・昔からの飲みの風潮が続いている企業は要注意
  • ・独自の制度を導入する企業が増えている
  • ・人材採用や定着にも効果的
  • ・大事なのは「楽しく飲める会社の雰囲気作り」

大事なのは、社員の本音やニーズをくみ取って、みんなが楽しく飲める工夫をすることです。
強制しているつもりがなくても、精神的負担になっている場合もあるので、ご注意ください。

一緒に飲んで楽しい会社は、働いてて楽しい会社ではないでしょうか!!

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