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カジュアル面談とは?                 ~採用担当者向け~カジュアル面談を上手く活用しよう!

公開:2022年10月28日
更新:2022年10月28日

カジュアル面談とは人材採用を行っている企業とその企業に興味を持った候補者間で行う面談です。
相互理解を目的とし企業と候補者が情報交換を行うのが一般的です。
まだ自社に対しての情報量が少ない段階で行う場合が多いです。
経路は様々ですが本選考とは異なり候補者自らの応募ではなく、企業側から候補者へのアプリーチをし、カジュアル面談に繋がる場合も多いです。
候補者の企業への入社意欲は人によって差があるため、まずは候補者が自社で働くことに対して興味を持っていただけるように入社までの動機形成を一緒に考えていきます。
この記事では「カジュアル面談」のポイントや実施に向けた流れなどをご紹介します。

目次

面接とカジュアル面談の違いは?

●面接
候補者を見極めるための判断や評価をする場で候補者は入社を検討している段階であることが多いです。
また面接には合否があります。
●面談
候補者と企業は対等な立場で話すため、面接と違い合否の判決はなく、候補者も企業への認知・興味の段階であることが多いです。

カジュアル面談の流れ

カジュアル面談の【実施形式】【目安の所要時間】【面談の流れ】をご紹介します。

【形式】
対面・WEB・電話などと複数の選択肢から候補者が選べるように用意しておくと候補者も参加しやすいと言われています。また日中だけではなく夜の時間帯や土日なども対応できると参加しやすく良いでしょう。
場所によって面談の雰囲気は大きく左右するため面接を行うような密室空間ではなく、社員食堂や会社近くのカフェなど候補者、リクルーター共にリラックスしてカジュアルな雰囲気で会話ができる場所を設定すると良いでしょう。

【目安の所要時間】
面談の所要時間は、実施する形式によって最適な時間を考慮しましょう。
▓対面→30分~60分
オンライン→30分~60分
▓電話→20分~30分

【面談の流れ】

事前準備

①面談前の連絡の際は気の利いた一言を送ることで候補者も安心して面談に挑むことができます。
(例)
「弊社の●●の部分も知って頂けたら幸いです!当日は〇〇さんとお会いできるのを楽しみにしています」「〇〇さんの●●の部分に興味があるので●●についてもお話が聞けたら嬉しいです」
等といったテンプレートではない心のこもった文章を送る!
応募の背景や経路をしっかりと認識しておく
【候補者からの応募or他者からの推薦or自社からのスカウト】
③自社への志望温度感を知る!
事前のアンケート等で把握しておく。
志望度合いによって面談当日の話す内容や方向性も変わってくるため、お互いに意味のある時間にするためにも事前に把握しておくことが大事です。

事前共有
以下を面談の事前に候補者へ共有しておく。
①会社の基本情報
②担当者のプロフィール(学歴、経歴、部署、仕事内容)→イメージが湧くような写真付きだと分かりやすくて◎
③面談内容(ヒヤリング予定の内容)

-【面談当日】-

  • アイスブレイク
    ”選考”ではないこと
    を候補者に感じてもらい、緊張をほぐすためにも最もカジュアルな会話を初めにする。ここで自己紹介もする。
    自己紹介を充実させることで、その人の人柄や人となりが出て、候補者もその後の面談に安心して望めるため、も併せて紹介すると良いでしょう。
    会社での役割や仕事内容以外にもプライベートな部分(趣味や休日の過ごし方など)
  • ヒアリング

まずは、候補者のどんな部分が知りたいかをこちら側から先に提示する。その上で候補者にヒアリングをする。

ヒアリング内容=【過去・現在・未来】の3つの軸に分けてヒアリングする。
過去=学歴・経歴
現在=選考状況(中途であれば就業状況)
未来=どんな働き方をしたいか・就活の軸(何を重視しているか)↓

  • 自社の説明(魅力+課題)

等身大の自社の状況や自社の強みを担当者の言葉で伝える。
また強みやアピール部分だけではなく客観的な課題や弱みも伝える。
マイナス部分に関しては、伝えるだけでは候補者の不安を煽ることになってしまうので課題をどう捉えており、課題解決にあたり、現在どんな取り組みをしているもしくは予定があるのかを併せてしっかりと伝えることが大切です。

  • 質疑応答(候補者が知りたい疑問や不安を適宜聞き出す)
  • 素直な感想(相互:先ずはこちらから一言伝えてあげる!先に開示してから聞く)
    (例)「今日は〇〇さんのお話を聞けて良かったです!〇〇さんの●●の部分が御社で活かせると感じました。本日は面談でお話をして、どうでしたか?」
  • 今後のフローの案内や説明
    お時間頂いた感謝、御礼を伝える。候補者と気軽に連絡がとれるものを交換する(LINE等)

-【面談後日】-
今後、必要なアクションや情報は何であるかを把握する。候補者の中にある不安や懸念点を把握し、事後それらをどうしたら払拭できるのかを考え実行する。
(例)【1日職業体験・社員との対談・職場見学】
・自分が伝えられる限界があり、可能性があるのにもかかわらず候補者の意向度が上がらなかった場合には、他のメンバーに会ってもらう。
・自社に意欲はあるが合わない場合→一度社内に持ち帰り、課題を提出頂く等といった選考前に面談時に発見した懸念点を払拭できるようなアクションを考え、実行する。

リクルーターの人選について~どんな人が面談をするのか~

カジュアル面談を行うリクルーターは、採用に関わる人へのトレーニングが必要です。
新卒は特に「どういう人と働くのか」を重視している傾向にあるので面談で接した時のリクルーターの印象がそのまま企業の印象になりかねません。
リクルーターは入社予定の部署の上司や先輩、もしくはできるだけ入社後の働き方やスタイル、年齢が近しい人、同性だと入社後のイメージが湧きやすく良いでしょう。
さらに同じ大学出身や出身地が同じであるなどといった共通点がある人も親近感が湧くので面談の雰囲気も和みやすいでしょう。
またリクルーターとなる社員は、リクルーター経験を通じて自社で働くことの魅力について再確認できたり、自社のことを社外に分かりやすく伝える表現力が身についたりと社員を磨く良い機会にもなります。

カジュアル面談を成功させるポイント

●事前に会社説明担当者のプロフィール等の資料は渡しておくことで求職者も事前に確認し、面談で不明点や疑問を確認できる!
●候補者を「見極める」というスタンスではなく「求職者が知りたい情報を100%伝える」というスタンスで挑む!
エントリー候補にしてもらうため候補者が就活において良い意思決定ができるように整理・整頓する時間にする。
そのためには候補者の手札(現在の就活状況)や動機を把握した上できちんとそれに答えることができるように良いアドバイスや正しい導きをする。
候補者が本当にやりたいことや目指している方向性が、自社で働くことで実現できるかどうかや、候補者にとって良い選択になるのかに重点を置いて一緒に考えていく。
●会社HPの採用ページや求人広告、会社説明会では得られないようなリアルな情報を提供する!
候補者側に関しても履歴書の経歴や面接でのかしこまった会話では得られないような応募者の人柄やホンネの情報を知ることができる。

面接官が注意すること(失敗ケース含む)

カジュアルだからといって雑な会話をしてはいけません。
カジュアル面談は面接より形式的ではないからこそ選考面接よりもリクルーターの腕が問われます。
ただ単に会話をするだけというのは候補者からしても印象が悪くなるため、事前に準備をした上で望みましょう。
「聞く」より「話す」
自社アピールの場ではないことを忘れずに!
その場合も自社が話したい事を話したりアピールをしたりするのではなく、応募者が知りたいであろう情報について話す。
懸念点や不安点も“払拭する”ことに徹するのではなく、あくまでリアルを伝えることで解消していく。
「面談」という名の「面接」はNG
応募へのハードルが低く、気軽に応募しやすいがために応募者の意識は面接への参加者より低い可能性が高いので、あくまで対等な立場での情報交換を意識する。
候補者の入社意欲が高くないまま面接のような質問や発言は印象が悪くなる。
また目の前の候補者に選考に進んでほしいという想いが強くなるとつい選考に関する質問になってしまうので注意する!
あくまでパートナーとしてのスタンスで!
自社に合わないと思った学生に対しても最後まで誠実に対応する。
学生は口コミを良くみるので企業の対応は広がりやすいです。
向き合っている学生1人に対してだけではなく、その1人に対しての対応が今後何人もの人に影響を与える可能性があるということをしっかりと意識した対応をする。

まとめ

今回はカジュアル面談についてご紹介しました!

特に中小企業やベンチャー等は会社のことを知らないがゆえに入社意向が高くない場合も多いので、カジュアル面談を活用することで会社への共感や理解を深めることが期待出来ます。
またカジュアル面談は面接という短期的な選考の場とは異なり、長期的な目線で挑むことで、候補者本人以外にも良い口コミが広がる可能性や候補者本人が将来的に採用候補となる人材になる可能性も秘めています。
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