モンスター社員とは?タイプ別の特徴と弱点をご紹介!

「自分の仕事が阻害される」「仕事に集中できない」「どう対応していいのか分からない」とモンスター社員に悩む皆様に向けて、タイプの特徴と弱点をご紹介します!

モンスター社員の存在は、会社や周囲の人間にとって厄介な存在。
だからこそ、特徴を知って正しく対処することが大切です◎

最後まで読んで頂くと、モンスター社員への適切な対応と予防策が分かります!

目次

モンスター社員とは

モンスター社員とは、「職場での言動や態度に著しい問題がある常識外れな社員」のことです。
仕事に対する姿勢が不真面目なタイプや、自己主張や批判が強く周囲と調和が取れないタイプ、メンタル面が不健康なタイプ等、特徴は様々。
周囲に迷惑を掛けたり、業務の進行を妨げたり、とにかく会社に不利益を与える厄介な存在です。

組織全体の士気を下げる原因にもなり、最悪のケースでは他の社員が辞めてしまうことも。

そうならない為には、モンスター社員への正しい対処方法を知るとともに、必要に応じて辞めさせるなどの手段を講じる覚悟も必要です。

タイプごとのモンスター社員の特徴

モンスター社員と言っても、それぞれ種類があり特徴も異なります。
対処方法を知る為には、悩みの種である目の前のモンスター社員がどのタイプか知らないといけません。

自己中心的なタイプのモンスター社員

自己中心タイプとは、「強調性に欠け、周囲との調和を乱すタイプのモンスター社員」です。

  • 特徴:他の社員とよくトラブルを起こしていたり、無視やハラスメント行為を行う等
  • 被害:一人で完結できる仕事は限られている為、企業全体の生産性に悪影響を及ぼす

まずはモンスター社員の近くにいる社員の話を聞くとともに、本人にも話をきいてみましょう。
態度や言動に問題がある場合は指導し、正しいコミュニケーションへと導く必要があります。

規律を守らないサボりタイプのモンスター社員

規律無視タイプとは、「会社の決められたルールを守らず規律に違反する行為を繰り返すモンスター社員」です。

  • 特徴:目を盗んですぐに業務をさぼったり、無断欠席・遅刻を繰り返す等
  • 被害:真面目に働いている他の社員のモチベーションを下げる

まずは現行のルールと社員の行動を照らし合わせましょう。
ルール違反は厳しく注意するとともに、曖昧な部分は規則を見直すことも必要です。

能力不足タイプのモンスター社員

能力不足タイプとは、「本人の能力不足により周囲に迷惑をかけてしまうモンスター社員」です。

  • 特徴:同じミスを繰り返したり、職務を全うできない等
  • 被害:こなせない職務は他の社員が行うことになるので、周囲の負担が増えモチベーション低下を招く

著しく能力が足りていない場合には、研修や教育を強化し育成を急ぐ必要があります。
配置が適切でない場合もあるので、適材適所な人材配置が出来ているのか確認してみましょう。

メンタルや体調が不安定なタイプのモンスター社員

不安定タイプとは、「情緒が極端に不安定で仕事に影響を及ぼしやすいモンスター社員」です。

  • 特徴:私情を職場に持ち込んだり、軽い注意で深く落ち込んでしまう等
  • 被害:必要な指導が出来ないため成長スピードが遅く、周囲から遅れを取る

心身共に健康であって初めて最高のパフォーマンスを発揮できます。
仕事への影響があまりに大きい場合は、無理に働かせず医療機関への受診を勧めましょう。

モンスター社員の弱点

モンスター社員委は、先天的な性格によるタイプと後天的な出来事によるタイプがあります。
どちらにも共通しているモンスター社員の心理的な弱点をご紹介します。

承認欲求が強すぎる

承認欲求は誰にでもある欲求ですが、モンスター社員は過剰に強い傾向があります。
自己肯定感が低かったり、自分に自信がない人が多く、それが原因で問題行動を引き起こすことも。

  • 他人の足を引っ張ってでも自分が優位に立ちたい
  • 注目を集めることで自分を満たしている
  • 自分を守る為に、他人に対して攻撃的になってしまう
  • 業務に消極的なので成功体験が少ない
  • 些細なミスで過剰に落ち込んでしまう

被害妄想が強かったり、他人に対して懐疑的になってしまうのも、これらに起因していると考えられます。
自信が持てるよう多少オーバーに褒めてあげたり、存在を認めてあげると、少しづつ気持ちが満たされていくでしょう。

余裕がない

自分をよく魅せたい気持ちが強く、気持ちに余裕がありません。
余裕がないから人に対して攻撃的になったり、コミュニケーションを避けることがあります。
余裕のなさをを隠すために自信過剰に振舞ってみたり、人と違うことをして違いをアピールしたいのでしょう。
人と連携が取れないのは、少し視野が狭くなっている証拠かもしれません。

モンスター社員への適切な対応

会社にモンスター社員がいる場合は、早急な対応が必要です。
あまりにも会社へ悪影響を与えている場合は、処分を検討することも検討しましょう!

本人に注意指導する

どこをどう直すべきか具体的に指導し、改善が見られない場合は処罰を検討しましょう。
周りに迷惑をかけるモンスター社員の言動は、決して許されるものではないからです。
毅然とした態度で向き合うことが大事です。
ただし懲戒処分や退職勧奨はトラブルになりやすいため慎重に行ってください。

就業規則やルールを改定する

問題を抱えたモンスター社員を上手く管理する為に、ルールの見直しを検討しましょう。
無断欠勤やサボりは許してはいけないので、明確に規則を作り周知徹底すると共に違反時の罰則規定を定めることをオススメします。

書面を提出させる

口頭での注意を繰り返しても改善がない場合は、始末書や誓約書など書面で約束させる方法があります。
会社としても指導した証・モンスター社員が自らの非を認めた証にもなるので、証拠としても利用できます。

配置転換を行う

人事異動を命じるのも方法の1つです。
仕事内容や職場環境に適応できていないことが原因の場合、配置転換で改善することがあります。

最終手段は懲戒処分

改善しないからとモンスター社員をそのまま放置していれば、組織全体に悪影響を及ぼすので、処分を検討しましょう。
就業規則に沿って罰則を与えたり、減給や降格などの措置もあります。
ただし、トラブルになり訴訟に発展するケースもあるので注意が必要です。

モンスター社員を誕生させない予防策

今いるモンスター社員への対応と併行して行いたいのが「これ以上モンスター社員を増やさないようにすること」。
そのために出来ることは下記2つです。

モンスター社員が生まれた原因を追究

必ずしも本人だけが悪いわけではありません。
「職場環境がモンスター社員を生み出している可能性もある」からです。
特定のモンスター社員を辞めさせようとする前に、自社に問題がないかを考える視点は必要です。

例えば、能力を無視した人事評価は社員の不満をつくる原因となります。
職場環境が悪いと、社員の不満がたまりモンスター社員と化してしまうことも。

人間関係も、職場環境を左右する大きな要因です。
思いやりやコミュニケーションが不足すると、建設的な人間関係を築くことが出来ません。
浮いてしまった社員がモンスター社員となっている可能性があります。

「何故モンスター社員になってしまったのか」原因を正しく分析することが、これからの対策になります◎

モンスター社員の素質がある人は採用しない

そもそもモンスター社員を採用しないことが何よりの対策となります。
面接時にしっかりと採用候補者を見極め、モンスター社員の素質がある人は採用しないようにしましょう。

  • カルチャーフィットを重視:働く上の理念や価値観が近い人を採用する
  • 社員との相性をチェック:既存メンバーと調和がとれそうな人を採用する
  • 面接官の見る目を養う:嘘を暴き本質を見抜いた上で採用する
  • 入社前にテストを実施:内面を測定できる適性検査を実施しミスマッチを防ぐ

どうしても人材採用は、面接官の主観にたよってしまう側面があります。
それを補うツールとして適性検査があるので上手く活用しましょう!

▶適性検査の種類については以下のブログで紹介しています。
  適性検査の選び方!全26種類の比較と活用方法まとめ

まとめ

今回は、タイプ別のモンスター社員の特徴や対応方法をご紹介しました!
しかし最も大切なのは「始めから採用しないこと」です。
環境に適応できずモンスター化してしまう人もいるので、しっかりと自社にマッチした人材を採用しましょう。

弊社では、これまで2000社以上の採用活動をサポートしてきました。
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